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養生って何のこと?具体的な役割について詳しく解説

外壁塗装では「養生」という作業が行われるのをご存じですか?
養生というと、「体調を整えるためのこと」といったイメージが強く、塗装や建築現場で耳にする「養生」の意味に首をかしげてしまうものです。
そこで、今回は外壁塗装における養生の意味について詳しく解説します。

養生とは


養生とは、簡単に言いますと「汚損や損壊を防いで作業の完成度を上げるために必要なこと」です。
例えば、外壁塗装の場合「塗装しない場所」を養生としてカバーしておくことで、「塗料のはみ出し」を防ぐことができます。
また、塗装作業に専念しやすくなり、効率やパフォーマンスも向上するのです。
養生は必ずしも必要という工程ではありませんが、養生しておいたほうが完成度が上がり、より高品質に仕上がりやすくなります。
ちなみに、養生方法は複数あり、「テープを使った養生」「シートを使った養生」などがあります。

運搬物や周囲の汚損を防ぐための「養生」


一口に「養生」といっても、様々な場面で行われることを忘れてはなりません。
養生が行われるのは、「運搬物や周囲の汚損を防ぐとき」です。部品や工具、使用する素材などを運搬する際に、それぞれを傷つけたり、汚したりしないようにするためにも養生として保護しなければなりません。
また、運搬物が周囲を汚損させないためにも、床や壁などを養生することがあります。いずれにせよ、運搬物及び周辺を守るために養生が使われるのです。
万が一運搬物を傷つけたり、運搬物で壁や床を汚してしまったりした場合、深刻なクレームに陥ってしまうでしょう。慎重に運搬していても傷をつけたり、汚してしまうリスクはあるため、養生は必須となるのです。

コンクリートの施工時に使われる「養生」


養生は、コンクリートの施工時にも使われます。
コンクリートは施工直後は柔らかく、乾燥するまでに時間がかかるものです。そのうえ、湿度や温度が適切な状態を維持しなければなりません。
しかし、養生シートなどでコンクリートを覆うことで、湿度や温度を適切な状態で維持しやすくなり、コンクリートを適切な硬さへと導くことができるのです。
また、外壁にコンクリートの施工を行う場合、雨や風にも注意しなければなりません。特に「コンクリートが固まっていない状態で濡れる」「コンクリートが柔らかい状態のところに風で飛んできた異物が触れる」などの事態に陥ってしまうと、仕上がりが悪くなる可能性があります。
上記の理由により、コンクリートの施工を行う場合は、かならず養生が必要となるのです。

塗装時に必要な「養生」


養生は、外壁塗装の現場でも重要な役割があります。例えば、塗料が「塗装しない場所」にはみ出さないように保護するためとして養生は必要です。
塗装作業はたとえプロであっても「養生なしでキレイに仕上げる」というのは難しいのが現状です。また、養生していないと「はみ出さないように」と意識しながらの作業となるため効率が悪くなってしまうこともあります。
しかし、外壁塗装作業前に養生を行っておけば、「はみ出し」を気にすることなくスピーディーに塗り進めることができるのです。特に、壁に面している窓枠やドア、屋根との境界線などははみ出しやすい部分であるため養生が必須といえるでしょう。
他にも、作業ミスによる塗料の付着を防ぐこともできるため、養生は「万が一のミス」もカバーすることができます。

養生は塗装において大切な工程


養生は塗装に置いて大切な工程の一つです。
業者に塗装を依頼すると「養生費」として費用を請求されることから「できれば養生はナシにしてほしい」「養生は本当に必要なのか」といった不満を感じることもあるかもしれません。
しかし、養生しないと塗装の品質を低下させてしまううえに、希望通りの仕上がりにならなくなってしまう場合があります。
また、自分で外壁を塗装する際も同様に、養生を行わないと失敗してしまう可能性があるため注意が必要です。面倒な作業ではありますが、しっかりと養生を行いましょう。
現在、外壁塗装を検討中の方や、養生について疑問を感じている方は、本ページを参考にしながら、養生について今一度理解を深めてみてください。