玄関の引き戸リフォームをする際に知っておくべきこと

玄関の引き戸リフォームを検討している方はいらっしゃいませんか？
引き戸は使い勝手が良く、好まれる玄関タイプですが、リフォームする際にはあらかじめ知っておくべきことがいくつか存在します。
そこで、今回は玄関の引き戸リフォームをする際に、知っておくべきことを詳しくご紹介します。

玄関の引き戸リフォーム前に「種類」を把握しましょう

玄関の引き戸にはいくつか種類が存在します。
希望する引き戸や、既存の引き戸はどのような種類に該当するのかチェックしておきましょう。

引き違い戸

玄関の引き戸の種類の一つが「引き違い戸」です。
2枚ある引き戸が両方スライドできるのが特徴で、引き戸の種類の中でも最もメジャーなタイプです。
左右どちらの引き戸からも出入りができますので、状況に応じて出入りする場所を変えられるのが魅力といえます。

片開き戸

片開き戸は、引き戸が1枚だけの引き戸もしくは、2枚の戸のうち1枚だけをスライドさせて開閉できるタイプです。
片開き戸は片側しか開閉できませんので、出入り場所も限定されます。

2枚片開き戸（3枚片開き戸）

2枚片開き戸（3枚片開き戸）は、複数枚の戸をスライトできるタイプの引き戸です。
全開にすることで開口部を広くすることができ、車いすやベビーカー、荷物が多い時などに便利といえます。
2枚片開き戸（3枚片開き戸）の戸の数は、主に2～3枚であることが多く、それぞれを連動させて開閉できるのが特徴です。

両引込み扉

両引込み扉は、両側の戸を中心に向かってスライドさせることで閉め、外側に向けてスライドさせることで開けられるタイプの引き戸です。
2枚の戸がいずれもスライド可能ですので、開口部を広くすることができ、2枚片開き戸（3枚片開き戸）同様に車いすやベビーカーが入りやすく、荷物が多い時でもスムーズに出入りできて便利です。

玄関の引き戸のメリット・デメリット

玄関の引き戸にはいくつかメリット・デメリットがあります。
引き戸リフォームを検討している方は、それぞれを参考にしたうえで、施工を検討しましょう。

メリット

玄関の引き戸のメリットは、主に以下の3つです。

・開口部が広くなる
・扉の開閉で体や荷物が邪魔にならない
・開閉時の危険性が低い

玄関の引き戸は、開き戸に比べて開口部が広くなるうえに、戸をスライドさせて開閉しますので、「自分の体や荷物が邪魔になって扉を開閉しにくい」といったことがありません。
また、引き戸は開閉時に指を挟んで怪我をするリスクが低いので、小さなお子さまがいる家庭にもおすすめです。

デメリット

玄関の引き戸のデメリットとして挙げられるのは次の通りです。

・開き戸と比べると閉める手間が大きい
・気密性が期待できない

開き戸は戸を少し押せば、その勢いで自然と閉まることが多い一方、引き戸は最後まで自分の手で戸をスライドさせないと閉めることができません。
また、引き戸は気密性が低いため、外の気温の影響を受けやすいのが難点です。

玄関引き戸リフォームの費用

玄関の引き戸リフォームを行うにあたり、気になるのが費用面ではないでしょうか。
ここからは、玄関の引き戸リフォームに必要な費用目安を解説します。

ドアのみ交換なら30万円前後

玄関の引き戸リフォームを行うにあたり、「ドアのみの交換」であれば、30万円前後で済むことがほとんどです。
例えば、「既存のドア枠はそのままに（カバー工法は行う）、ドアのみ新しいものにしたい」という場合は、上記の費用で済ませられる場合が多い傾向にあります。

間口の拡張も行う場合は50万円前後

玄関の引き戸をリフォームするにあたり、ドアだけではなく「間口の拡張」も検討している場合は、50万円ほどの費用が発生することを頭に入れておきましょう。
具体的には「ドア枠を大きくしたい」「玄関を広くしたい」といった場合に、上記の費用が発生します。

玄関の引き戸リフォームは計画的に行いましょう

今回は玄関の引き戸リフォームを検討している方に向けて、「事前に知っておくべきこと」についてご紹介しました。
失敗なくリフォームを行うためには、あらかじめ予備知識を取り入れてから計画することが重要です。
現在、玄関の引き戸リフォームを検討している方は、今回ご紹介した内容を参考にしながら、ご自宅に合ったリフォームを行ってください。